月の時間外労働が100時間越えの36協定を している医療機関を公表しました

  1ヶ月の時間外労働が100時間を超える36協定を結んでいる医療機関名の公表にあたって

                                                2010年5月17日

                                                全国医師ユニオン

 

 私たち全国医師ユニオンは、本日、厚生労働省に勤務医の労働基準法遵守に関する要請を行ないました。この要請の主要な内容は勤務医の36協定に関する情報公開と労働基準法遵守の指導の徹底です。

 私たちは、勤務医の労働条件の改善を促進するために、昨年11月に発表した「医療機関における36協定全国調査結果」のなかで特に問題であると思われる長時間労働の36協定について医療機関名を公表することにしました。今回公表する医療機関は、時間外労働が1ヶ月100時間または3ヶ月で300時間を超える36協定を結んでいる医療機関としました。1ヶ月80時間を超える時間外労働が2ヶ月ないし6ヶ月みられる場合は、過労死との関連性が強いとされています。しかし、1ヶ月に100時間を超える時間外労働は、たとえ1ヶ月でも過労死との関連性が強いとされています。この点を考慮すれば、1ヶ月100時間を超える時間外労働の36協定は、勤務医の命を脅かすものであり、医療の安全性の観点からも早急に改善する必要があります。

 今回の公表に当たっては、公的病院または準公的病院(日赤、済生会、JA厚生連、労災、私立大学病院)に限りました。私たちは医師労働の改善には、医師労働に関する情報公開が必要であると考えています。情報がなければ地域医療を守るために行政や管理者の姿勢を正すことはできませんし、住民の協力も得られないでしょう。

 今回の公表は、個々の医療機関を責めるものではありません。医師の過重労働の原因である医師不足は、国の医療政策の誤りが作り出したもので、医療機関には全く責任がありません。私たちは、これらの医療機関で使用者と勤務医の話合いが促進され、改善が進むことを強く希望します。また、アクセスなどの問題で地域での議論が促進され住民の協力が進むことを期待します。

 なお、調査は2008年末から2009年初頭に、全国の労働基準監督署に直近の1年半の間に行われた協定の開示請求を行い、開示された1091病院に関して集計・分析を行ったものです。調査以降に36協定が改定され、すでに時間外労働時間が改善されている医療機関がある可能性もあります。

 

 特例として月100時間を越える協定をしている医療機関 (100jikankoe.pdf

 

 

 いくつかのメディアで報道されました。

CBニュース

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/27647.htmlarticle/newsId/27647.html

 

m3.com

http://www.m3.com/iryoIshin/article/120373/article/120373/

http://mrkun.m3.com/mrq/community/message/view.htm?cmsgId=201005171907562049&msgId=201005171909242337&mrId=ADM0000000community/message/view.htm?cmsgId=201005171907562049&msgId=201005171909242337&mrId=ADM0000000

 

日経メディカルオンライン

http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/hotnews/int/201005/515228.htmlinc/mem/pub/hotnews/int/201005/515228.html