活動実績

2011/6/25

ドクターズ・デモンストレーション2011 記者会見を開催 2011年6月25日

2011年6月25日 ドクターズ・デモンストレーション2011 記者会見を開催

1)趣旨

私たちは、医療崩壊と呼ばれる医療の危機に際して、この秋に医師・歯科医師として国民に向けた大きなアピールの企画を行うことにしました。2012年度の医療・介護報酬の同時改定は、日本の医療再生にとって極めて重要です。2009年総選挙での民主党マニュフェストでは、医療再生のために1兆2000億円程度の緊急予算やOECD平均の医療費をめざすことが謳われていましたが、現実は診療報酬0.19%増という微増に終り、医療再生にはほど遠い結果に終わりました。私たちは「医療再生に必要な診療報酬の改定」を求め、これまでにない大きな運動を起こすことが必要であると考えています。

この度は、東日本大震災という未曽有の危機がありました。私たちは、かかる大震災後にこそ、被災地の医療・福祉の再生にとっても、国民皆保険を守るアピールや診療報酬の増額の要求が必要であると考えました。そして、震災復興における医療・介護面での国の責任による解決を求めることを、目的の一つとしました。大震災を受けて診療報酬の改定が延期される可能性もあるかに聞き及んでいますが、仮に延期となっても、現場の医師が医療再生に必要な発信を行うことは極めて重要であると考えます。

これまで、日本を代表する多くの方がこのままではいけないと危機をつのらせ大きな運動が求められていると語っています。そして、デモやストの必要性を語る方もおられます。日本においては1961年の国民皆保険開始に先立って、東京医師会の呼びかけで8000名の医師が集まり、集会とデモ行進を行った歴史があります。

私たちは、「呼びかけ人」の方々と共に、一人でも多くの医師・歯科医師の方々に呼びかけを行い、医療再生へ向けたメッセージを集めて具体的な要請文を作成し、11月20日(日)に1000名規模の医師・歯科医師の集会とドクターズ・ウォークを目指すものです。そして、全ての国会議員及び厚生労働大臣と財務大臣に要望書を渡したいと考えています。

またこれに先立ち、9月23日に宮城県で「震災と医療再生」(仮題)に関するシンポジウムを開催することや10月に医師・歯科医師によるドクターズ・ランニングの企画も検討しています。

私たちは、医療崩壊の現状を多くの国民に理解していただき、医療費抑制政策から医療再生への転換をはかり、国民が安心できる医療を実現させるために、多くの医師・歯科医師の方々が参加することを心から呼びかけるものです。

2)組織と体制に関して

・世話人会について   呼びかけ人の中から世話人を選び、世話人で運営を行う。

・呼びかけ人に関して  2段階で集める。