医師の働き方「改革」だったはずでしたが、現状の労働時間を維持しようという方向で厚労省案が出てきました。
実際問題、月150時間超の残業をしている勤務医の先生方がいる事は承知しています。しかし、それはけっこうギリギリのラインで働いているのであって、それを構造的に解決していく必要があります。
過労で亡くなる方が社会問題なる事も少なくなく、今回の年2000時間の残業については、一般市民の方からも「いくら何でも、それはないのではないか」といった声も聞こえてきています。
そこで臨床現場で、やっぱり長時間労働は大変だし、医療の安全性という観点からも問題があるし、医師の偏在が社会問題である事を認めた上で、地方でもどのように医療提供をしていくのか、を医療者も一般市民も一緒に考える場を作ろうと、今回のシンポジウムを企画させて頂きました。
《シンポジスト》
司会:本田宏先生
1)尾林芳匡先生 「法律家の立場から」
2)植山直人先生 「医師ユニオンとして」
3)河野恵美子先生「女性医師のWLB」
4)園田正樹先生 「産婦人科医療から提言」
また当日、会場参加の皆様からもリレートーク方式でコメントを頂ければと思います。
《会場指定発言》
・中島恒夫先生(全国医師連盟)
・林 恭弘先生(産業医の立場から)
・中原のりこ先生 ほか
医師の働き方「改革」をして、医師でもあっても、ちゃんとした人間らしい生活ができる環境を創っていく事が、日本の医療を守る事になりますし、何より、我々の健康をサポートしてくれる医師をはじめとした医療者の皆さんに対する一番の取組だと思っております。
是非とも医師の常態化している長時間労働を解消して、医師のWLBの実現させ、しっかりとした環境下での医療提供をできる事を目指したいと思っております。
運営の人手不足もありますので、お手伝い頂ける方もおりましたら、お声がけください。。
日 時:2019年2月16日(土)16時~18時30分
場 所:中央大学 駿河台記念館670号室
参加費:500円(会場費)
事務局:NPO法人医桜
主 催:人間らしい医師の働き方を考える実行委員会
後 援:全国医師ユニオン、全国医師連盟
【懇親会】
同会場にて、18:30より開始
参加費:3,000円
シンポジウム賛同者
上原 淳(救急医)
植山直人(全国医師ユニオン)
園田正樹(産婦人科医)
中島恒夫(全国医師連盟)
中原のり子(薬剤師)
林 恭弘(産業医)
森維久郎(腎臓内科)